2015年2月25日の呟き その2

叫び声を上げようとする時に。

声が無いことに気づく。

張り裂ける思いを、心の中に押しとどめておこうとすると、気がおかしくなってしまいそうになるから。

誰か助けてと叫び声を上げたいのだけれど。

私の声は、私の真心と一緒に、愛するものに捧げてしまい。

愛するものはこの世にいなくなってしまったので。

今の私には、愛するものも、声も、ない。

こんな時に唄う歌があったはずなのに。

歌を唄うだけの、愛も声も無くなってしまった私の心の中は。

暗い空洞の奥から恐ろしい獣の声が響いてくるのを。

怖いから恐ろしいから誰か助けてと叫びたかったのに。

永遠に続くかも知れない叫びを。

永遠に叫び続けた時。

それはもしかしたら無限に続く地獄だったのかも知れないので。

私には声が無くて良かったのかも知れないと思ったりもする。

それでも恐ろしい獣の声が聞こえ続けるので。

私は永遠に声の無い叫び声を上げ続けている。

 

 

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